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錦織圭のここがすごい!TOP10に入った3つの理由

最近、プロテニスプレーヤーの錦織選手にはまっています。なんといっても念願のトップ10入り。今シーズンは、Tennis.tvというテニス専門の有料ストリーミングに入って、ほぼ全試合を観戦していますが、マジで強い。本当に強い。

そこで、錦織の何が変わったかを自分なりにまとめて見ようと思います。今後も錦織の試合のレビューをこのブログでしようかと思いますので、その第一弾となります。

 

 

去年までの錦織

今年なぜ TOP10に入れたかを考える上で、逆になぜ今までTOP10に入れなかったかを考えた方が説得力がでるように思うので、まずは去年までの錦織について整理してみたいと思います。

去年までの錦織の強み

強み1:リターン力

リターンは非常にうまく、2013年のセカンドサーブリターンのポイント取得率は55%で全選手の中で3位。ちなみに1位はフェレール、2位はジョコビッチです。2013年のリターンゲーム取得率は6位でした。

強み2:創造性

数値で表すのが難しいですが、昔からファンタジスタと呼ばれていたりします。緩急をつけたり、ドロップショットを打ったりと、他の選手より様々な得点パターンを持っているように思います。

強み3:勝負強さ

粘り強いのも特徴。キャリア通算のファイナルセット取得率は現役選手の中でなんと1位。

去年までの課題

課題1:サーブ

2013年のサービスキープ率は78%で33位。トップ選手と比べて弱いことは明らかですね。

課題2:破壊力、攻撃時の安定性

2011年よりかの有名なブラッドギルバード氏をコーチに迎えてストロークの安定性が飛躍的に向上しランキングも10位台まで上がったのですが、攻撃時の安定性に課題があり上位陣には勝てない状況が続いていました。2012年全豪の対マレー戦が印象的だったので以下参考にしてください。上位陣には攻撃力がないと勝てないと印象づけられた試合でした。


全豪2012 錦織vsマレー 42timesラリー - YouTube

課題3:試合が長い

サービス力が低いこと、攻撃的ショットの安定性が少ないことから試合は長くなりがちでした。それに加えて、実力下位の選手に対して圧倒している試合でも時折集中力を失いセットをとられるといった中だるみする悪い癖もあり、試合が長くなりがちでした。体が強くないといこともあげられますが、試合が長引く傾向が要因で怪我しがちな状況になっていたかと思います。

今年の錦織

続いて、今年になって何が変わったか。なぜトップ10に入れたかを3つにまとめてみたいと思います。マイケル•チャン氏をコーチに迎えたことと、今までのトレーニングがうまくかみ合い、去年までの課題が解決されつつある状況に思われます。

1 サーブ力の向上

サービスキープ率は83%まで上昇。全体の中でも18位まで向上しました。サービスエースの数も飛躍的に向上しており、2013年総数140本に対して、2014年は5月25日の時点で124本と倍近いペースです。

2 攻撃的ストロークの安定感向上

ポジションが以前よりネットに近くなり、高い打点からライジングを多く打つようになりました。それをフォアバック両方とも高確率で実現しています。高い打点でのライジングは難易度が非常に高いショットで、プロの選手といえどもフォアバック両方とも打ち続けることは困難です。ナダルとの試合を観るとわかりやすいので、貼っておきます。


2014.05.11 錦織圭 対 ラファエル・ナダル マドリード・オープン決勝戦!ハイラ ...

ナダルのボールは良くスピンがかかっており急激に跳ねるため、ライジングで打つのは本当に難しく、クレーコートで圧倒的強さを実現している一因になっています。それをここまで叩ける選手は他にいないのでは。。。。全盛期のフェデラーナダルに負けまくっているのもこのせいでして、片手バックのフェデラーは高い打点から叩くことができず、常に苦戦を強いられていました。

ジョコビッチが唯一できる選手でして、ジョコビッチは確かナダルで結構クレーで勝っています。海外では今年になって、錦織がベイビージョコビッチと呼ばれていたりしています。フォアバック両方高い打点のライジングが打てる点が似ているということかと思います。フォームは似ていないように思うので。

3 試合時間が短縮

サーブと攻撃力の向上により試合時間が短くなりました。優勝したバルセロナオープンとかは特に短かったです。チャンコーチのおかげか、中だるみすることがなくなったことも大きく貢献しているかと思います。

今後について

早くて2014中、遅くとも2015年中にトップ4に入り、2016年までにはグランドスラムをとれると思います。理由は2つ。

理由1:改善の余地がまだまだある

サービスについてはまだまだ改善の余地があるかと思いますので、一つはサービスが今後も重要になるかと思います。また、体には言わずもがな強化するべきポイントです。個人的にはサービス強化による試合時間の短縮の方が怪我の防止につながるかと思います。

理由2:上位陣の衰退

トップ10の選手の中で年下はラオニッチが唯一で他は全員年上です。全盛期を過ぎた選手が多いです。特にビッグ4が落ちてきています。ビッグ4とはフェデラーナダルジョコビッチ、マレーのことで、全員今後レジェンドと言われてもおかしくないです。フェデラーナダルの記録は今後二度と破られないのでは?と思うものも多数あります。2005年の全豪でサフィンが優勝してから2013年までは2009年の全米をのぞいてビッグ4がグランドスラムを優勝していたのです。その4人が健在ではなかなか上位に食い込めませんが、落ちてきた今、トップ5、グランドスラム制覇は現実的な目標になったと言えるでしょう!

 

がんばれ錦織!!

 

 

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