LifeLog of Misoven(株で1億円)

30歳から始めるライフログ。資産1億円を目指して奮闘中。

2014ウィンブルドン錦織圭のプレビューとレビュー

錦織が3回戦まで進みましたので、今後のプレビューを書いてみようと思います。全仏では怪我の影響で1回戦敗退でしたが、前哨戦のゲーリーウェーバーオープンではベスト4まで進み、フェデラーとも良い試合をしていたので、復調しているとみていいでしょう。

f:id:misoven:20140709012447j:plain

錦織はどこまで進めるか

僕の個人的な読みですが、

 

 

3回戦敗退 5%

ベスト16 40%(vsラオニッチ rank9)

ベスト8 30%(vsナダル rank1)

ベスト4 15%(vsフェデラー rank4 )

準優勝 5%(vsジョコビッチ rank2)

優勝 2%

といった感じでして、ベスト16になる確率が一番高いと思います。1歳年下のラオニッチ君、過去2回も対戦していて2勝していますが、ウィンブルドンはサーフェスが芝ですので、かなり難しい試合になることが予想されます。ナダル、フェデラーは実はラオニッチより勝てる可能性高いのでは?と思っています。優勝は確率的に見ておそらく厳しくて。ラオニッチ、ナダル、フェデラーにかったとしてもかなり接戦になるので、体力的にみてもおそらく無理ではないかと思います。

錦織圭の芝特性

比較的苦手な部類に入るかと思います。ハード>クレイ>芝といったイメージです。ATPの公式データによると、芝での勝率は5割程度で、ハードとクレイに比べると1割以上低いです。「弾まない」「すべる」「はやい」が芝の特徴でして、「サーブが強い選手」、「スライスが得意な選手」、「握りが薄くフラット系のショットが強い選手が」が活躍しやすいです。錦織はサーブがそこまで強くなく、握りも厚いので適正としては高くないものの、もともとオールラウンダーですし、「はやい」コートは得意ですので、活躍できないことはないです。

大会通じての共通のポイント

前哨戦のゲーリーウェーバーと2回戦までの試合を見ていて、フットワーク、ストロークはかなりのところまで仕上がっていると思います。ということでポイントは

サーブ

これ1点につきるかと思います。芝特性のところでもあげましたが、芝において最も重要であり、錦織が比較的苦手(他のトップ選手と比べて相対的に弱い)なショットであります。サーブの調子が好調から絶好調でない場合は勝つことは非常に厳しいと思います。

ラオニッチ戦のプレビュー

ラオニッチ君は現役の中でサーブが1位か2位といっても過言ではありません。2014年の成績としても、

ファーストサーブのポイント取得率 81%(全選手中2位)

セカンドサーブのポイント取得率52%(同22位)

サービスゲームの取得率89%(同4位)

とかなり良い数値を残しています。

補足:錦織はというと

ファーストサーブのポイント取得率 72%(全選手中32位)

セカンドサーブのポイント取得率53%(同18位)

サービスゲームの取得率82%(同20位)

です。

試合展開としては、ラオニッチは強打をたくさんしてくると思います。ロングラリーでは間違いなく錦織に勝てないので、サーブゲームでもリターンゲームでもどんどん叩いてきます。

錦織はサービスゲームにおいては、ファーストサービスを叩かれないレベルの質で高確率で入れていくことが求められます。セカンドは50%以上とられると思いますのでで、それを加味してファーストサーブが70%程度はいって欲しいところです。あと、サーブのコースも重要になります。ワイドとセンターとボディーをすべて入れる必要があります。錦織は調子悪いとセンターはいりません。その場合ワイドを狙い撃ちされます。マドリッドオープンのときは、ワイドでかなりリターンエースをくらってました。

リターンゲームにおいては、リターンを深く打てるかがポイントになるかと思います。浅い場合はほぼ叩かれます、叩かれないレベルの深さにとにかく返すことを続けられれば勝機はあるかと思います。

ラリーが少ない見てて面白くない試合になることが予想されますが、がんばって応援しましょう!

ラオニッチの強烈サーブはっておきます。マジ強烈です。


Milos Raonic 228km/h service ace vs Nishikori ...

ナダル戦のプレビュー

ラオニッチに勝つ可能性が50%程度なので、勝ったら書こうと思います。

7/5追記

ラオニッチに負けてしまいました。

ラオニッチ戦レビュー

結果は1-3。勝負どころの第3セットのタイブレークを落として、あとはなすすべなく負けたといった印象です。サーブの重要度が下がるクレー(マドリッド戦)のときですら、強烈サーブとぶっ叩きのストロークに苦労していたので、苦戦は予想されてたものの残念です。

敗因1 ラオニッチのサーブ良すぎ

第一セットの最初のリターン、立ち上がりでまだ調子の上がってないところをブレイクしましたが、あとはノーチャンス。センターにワイドに自由にやられました。芝であれされちゃうと正直厳しいです。ラオニッチもサービスを落とす心配がないため、リターンゲームのときは思い切ってたたいてきてました。
ちなみに、ラオニッチのスタッツは以下。
  • エース:35本
  • ファーストサービス率:66%
  • ファーストサービスのポイント取得率:85%
  • セカンドサービスのポイント取得率:59%
  • ウィナー:66本

いずれも、かなり高いです。エース35本ってことは、1ゲーム1本以上ですよ。多すぎ。ウィナー66本もかなり多いです。

敗因2 錦織のサーブ力不足

サーブの重要度が上がる芝ではまだまだサーブ力が足りません。サービス余裕キープのラオニッチがリターンでバコバコ叩いてきてました。バコバコ叩かれてしまうのは、センターへのファーストサーブの確率の悪さと、セカンドサーブが浅いの2点につきます。相手のフォアに打つことになる(右利きの場合)読まれれば強力なカウンターが返ってきます。クレーやハードならそのあとから挽回もできますが、芝は主導権を握られた後に盛り返すのはきついので、ポイントをとられていまします。
この日の錦織はセンターへの確率が悪く、ラオニッチはワイドにある程度ヤマをはって叩いてました。芝であんだけ叩かれたら厳しいです。デルポトロも同じタイプでして、デカくて、サーブ強くて、ストロークブッチいてきます。デルポトロには勝ったことないのも、同じ理由です。サーブの成長した今回なら勝てる可能性高いで!と思ってましたが、今回はだめでした。
 
ちなみに錦織のスタッツは以下。
  • エース:11本
  • ファーストサービス率:64%
  • ファーストサービスのポイント取得率:72%
  • セカンドサービスのポイント取得率:56%
  • ウィナー:26本

悪くないスタッツですが、ラオニッチと比べてしまうと厳しいですね。特にウィーナーの差が大きく、サーブ常に優位にたたれていたことがうかがえます。

今後について

冒頭にも書きましたが、芝よりハードとクレーの方が適切がありますので、芝(ウィンブルドン)には期待せず、ハードに期待しましょう。これから本格的にハードコートシーズンに入ります。全米優勝目指して、応援していきましょう!